朝鮮人参酒が50年ぶりに空気に触れて――薬酒が教えてくれたこと

自然療法のS先生と出逢ってわりとすぐの頃、薬酒が不思議な変化を見せてくれたことがありました。

S先生は、自然療法、とりわけ植物との付き合い方を教わっている先生です。

焼酎に薬草や果実を漬けたお酒を、私は「薬酒」と呼んでいます。
朝鮮人参やホーリーバジル、柘榴、花梨、胡桃などを漬けて、自分で楽しんでいます。

今日は、その薬酒が教えてくれたことをお話しします。

目次

友人から託された朝鮮人参酒

友人の家に遊びに行ったときのことです。

私が漬けているサンザシ酒の話をすると、
「生前に父が飲んでいた朝鮮人参酒があるの。誰かの役に立ててほしい」
そう言って、朝鮮人参酒を託してくれました。

後日、S先生のもとへ出向く際、友人の朝鮮人参酒と私の漬けたサンザシ酒を持参しました。
それぞれの薬酒は、人間のように個性があります。

「薬酒がどんなものに合うか、対応表のようなものが作れそうですね」
と私が言うと、先生は「大まかにはね。でも、人によって違うのよ」とおっしゃいました。

そんな話をしているうちに、
先生が、何十年も前に薬局から譲り受けて、そのままになっていた朝鮮人参酒を思い出されました。

50年ぐらい、一度も蓋が開けられていなかったものです。
「蓋がきつくて開けられないのよ」と先生。私が持つと、あっけなく開きました。

調べてみると、友人の朝鮮人参酒ほどの反応は出ませんでした。
ところが、空気に触れるうちに、色がみるみるきれいに変わっていくではありませんか。
しばらくすると、友人の朝鮮人参酒と同じ反応を示し始めたのです。

先生と二人で、「すごい!すごい!」と声をあげてしまいました。

ただ、1時間ほどたつと、なぜかまた元の状態に戻ってしまいました。

「数十年ぶりに空気に触れて、いろいろ動いているのかもしれないね」と先生。
まるで浦島太郎のようなこの朝鮮人参酒が、この先どんな変化を遂げるのか、楽しみになりました。

期待され、声をかけられると

その後まもなく、再び先生のお宅に伺うことになりました。
ずっと気になっていたのは、あの朝鮮人参酒のその後です。

聞いてみると、「すごいことになっているのよ!」とのこと。
どんどん色が変わっていき、友人から託された朝鮮人参酒よりも、さらに強い反応を示すようになったというのです。

先生のお話では、このお酒は、置かれていた薬局でも先生のお宅でも、長い間、忘れられた存在でした。
そこへ仲間の朝鮮人参酒がやってきて、約50年の年月を経てようやく空気に触れ、人の目に留まるようになりました。注目され、期待されるようになって、本来の持ち味が現れてきたのではないか、ということでした。

「期待して、ちゃんと声をかけてあげるのが大事なのよ」と先生。

それは、人間と同じということ?

この日は、前回とはまた別のサンザシ酒を持参していました。
今度は、枯れた状態で木になっていたサンザシを漬けたものです。
以前漬けた2回目のものと並べると、色味がまったく違い、熟成が進んでいました。

採取した時期が、2週間ずれただけだったのに。
同じサンザシ酒でも、性質はまったく違うようです。

私の薬酒にも、同じことが

それからしばらく経って、S先生を野草酵素作りにお誘いして、我が家に来ていただきました。
やっとタイミングが合いました。

野草を摘む合間に、私が作っていた薬酒を見ていただきました。
(せっかくなので漢字とその読み仮名を)

山査子(さんざし)
柘榴(ざくろ)
胡桃(くるみ)
橘(たちばな)
橙(だいだい)
枸橘(からたち)
花梨(かりん)
金柑(きんかん)
枇杷(びわ)
神目箒(かみめぼうき・ホーリーバジル)

すると、枸橘(からたち)と金柑(きんかん)の二つだけ反応がありませんでした。
いいも悪いもなく、普通のお酒という意味です。
以前は枇杷(びわ)と金柑(金柑)に反応がなかったので、枇杷は変化したということか。

そこで先生が、「ちょっと空気に触れさせてみたら?」。
蓋を開けてしばらくすると、「あ、変わったね」と先生。

そのとき、あの50年物の朝鮮人参酒を思い出しました。

先生に言わせると、薬酒は早ければ3週間で変化する。
けれど、その後もどんどん変化する。3年経てば宝物。

しかし、それが50年ともなると、さらにすごい伸びしろを持っていました。
けれど、蓋をして後生大事にしまっていては、空気に触れさせることがなければ、
また、人の意識を向けられることがなければ、それは深い眠りについたままだったのです。

私も、あの朝鮮人参酒のように歳を重ねたい

先生に50年忘れられ、眠りについていた朝鮮人参酒は、
空気に触れ、その存在を認められたことで、本来の年代物の薬酒として今も熟成を遂げていっています。
いきなりの、すごい変化です。
私も、そんなふうに「本質の自分」を現わして、歳を重ねていけたらなあと思います。

私は今、IAM(間脳エネルギー活性法)を学び、実践しています。
脳の奥にある間脳のエネルギーを活性化させることで、
頭の中の思考を静め、ハートとつながる、「本質の自分」とつながることを目指すものです。

あれこれ思考を巡らせるのではなく、いつもハートに意識を置いて、自分の本質とつながり続ける。
その意識が最初はほんの数秒であっても1分であっても、その時間が少しずつ長くなっていけば、
想像をはるかに超えた世界にたどり着くのだろうと思います。

まだ未知の領域ですが、目指す価値はある、と感じています。

「ハートに意識を向ける」。最初に聞いたときは、なんのこっちゃと思いました。オンラインサロンでライオンあくびを続けるうちに、誘導をしてくれるインストラクターに「分からなくていいですから、とにかくハートに意識を向けてください」と言われ、ハートがあたたかくなるのを感じました。感覚の世界なんだ。
私は長らく思考中心の生活を送ってきました。自分に向き合っていたつもりでも、頭であれこれ考えていたなあと今では思います。素直に、心の動きやからだの感覚を感じてみる。そんな時間を過ごす、無料のメルマガ講座をやっています。興味のある方は、下のフォームからメルマガをご登録ください。メールアドレスだけでも登録できます。

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